昨夜、とある人物と電話でお話をした。
他愛も無いあいさつに始まり、たまたま私の話しになった。
何か辛いことがあって
それがどんなことなのか分からないという恐怖があって
だから
その分からない恐怖がこわいから
私はその恐怖の中へと自分を落とすのだと
そんなことを相手の人に話した。
その人は男性なのだけど
それは上がるために落ちるんだよね?!
そういってくれた。
だけれども私は違うといった。
私が自分で自分を暗闇に落とすのは
闇を増幅している自分を知るためであって――、
決して上がるために落ちるのではない。
その人に言われて初めて気が付いたのだけど
確かに上がろうなんて気持ちも無く
只管、闇を知るだけのためにその場所へ留まってはいたけれど
もしかしたら、2度と這い上がれないかもしれない闇へ
私は自分を落としていたんだと…
そんな単純なことを人事のように感じた。
私の中の闇は
途絶で酸素も無いようなそんな場所。
だとしても
私は思う。
自分以外の人間の心の闇も
きっと
途絶で
酸素も無いんだよね
そんな風に思う。
2度と戻れなかったら
それでいい。
それはそれで私は受け入れよう。
何もやらずに
ただただ苦しいよと泣き喚く辛さを考えたら
自分の人間性が足りなくて大切な人がズタズタに傷つくのを見るなら
やってみてだめなら
仕方ないよ
その時は闇の中で笑える。
腹の底からごめんねを言える。
なぜなら、
私は同じ苦しみやかなしみだとしても
その中の最善の苦しみやかなしみを選択したいだけ。
なんていうか
自虐的とかそんなんじゃなくて…
超えられるか超えられないか分かりもしないことを
やりもしないうちに諦め
やっておくんだったと後悔することだけはしたくない。
自分だけは大丈夫なんて気持ちもないし
自分以外の人と、自分は何ひとつ変わらないと思っている。
何も変わらぬ同じ人間。
こういうのを苦しいと途絶だと考えたり感じたりすることもある。
それだとしても
これ以上の苦しさに耐えられない弱い自分を庇ってあげるには
今を越えるしかない時があるんだなと…。
なんというか…
本気すぎない
ゆるい自分が
私の中で生きている。
そんな感覚です。
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