自分を必要としてくれるナニカや誰かが「自分の心を求める」気持ち、あるいは自分の心が満たされるナニカ。
それが得られれば、きっと今の辛さや苦しみから逃れられると考える。
ナニカとは、きっと自分自身を完成させてくれる「完璧なナニカ」なわけだから
だから結局、ナニカを求めるには
誰かと常に心と心を触れ合っていたいと感じる。
お金が欲しいと思う。
良い親で居たいと拘る。
良い人で居ようとする。
たとえばそんな事をしていたとする。
そんな事を考えていたり、していたりすると・・・
自分の中で「探し求めているナニカだ」と思える「ナニカと」出会えば
たちまち「ナニカへ心が固着して」しまう。(固着=いわゆる依存とかも良い例かと)
それは永遠にも思えるナニカであり
宝物でもあり
自分が自分で居れる唯一無二のものだと考える。
けれども永遠は何かの拍子に色褪せてゆき、いつしか意味を無くす。
ああ、そうか・・・。
このナニカは、求めていたものではなかったのか・・。
と心の中で悲しみと共に理解をする。
そして再びナニカを求め「心はこの世界を」探求する。
ピタリとハマるパズルのようなナニカを探す旅。心の旅。
果たしてこの世に自分を必要としてくれる人は居るのだろうか。
いいや、居るはずがない。
心の旅に疲れ、心は闇の森を増やしていく。
人は裏切るもの。
誰も信じられない。
誰もが自分を傷つける敵のように思えてしまう。
この世に神は居るのだろうかと思う。
こんな不公平な「心の闇という森を」持つ自分など、生きている価値もないと考える。
いつになったら「自分は自分に」なれるのだろう。本当の自分で生きていきたい。
自分が自分で居れるのはどこなのだろう。
何をすれば、誰と居れば、自分が自分で居れるのだろうか。
自分は何のために生まれてきたのだろうと、そんな風に考える。
恋をしても
恋愛をしても
生きていても
この波のように押し寄せる悲しみの声を上げた闇は止む事は無く
ただただ「自分を更なる闇へと」突き落すかのように、この世の無常を突き付けてくる。
それは体に付けられた焼印のようであり、自分が汚いものとしての証拠であり証しでしかない。
一体、自分に「どれだけの価値があるのだろうかと」心が悲痛な叫びをあげる。
これは心の旅を続けているであろう人々の心を思いながら書いてみた文章です。
心の旅を続ける人々は「自分を安心させてくれる心の平和。つまり自分が自分で居れる場所」は、「きっと世界のどこかにあると」信じています。
その「ナニカがあると信じている世界の“どこか”は」人それぞれでしょう。
たとえば、お金、仕事、恋人、居場所、安らぎ、安心感など。様々な物事があげられるはずだと思います。
ですが、こうした心の旅をいくらしたとしても、たとえパズルのピースがハマるような「これ(または、この人)しかいない!!!」というナニカを見つけようとも、永遠に心の旅は続きます。
なぜなら、人の心の中に善と悪の心があり、「悪の自分を消し去るようなナニカを」求めているわけですから、見つかるはずがありません。
つまり、悪の自分に対して善のナニカという代償を「自分以外のところで見つけようとしているわけで」すよね。
それは、結局のところ「自分以外のところに、そのナニカが存在しているのだと」考えているわけです。
「自分の中に善悪の心が」あるのに、「悪を善へ替えるナニカが」あるのでしょうか?
答えは「無い」です。
要するに自分の中に存在している悪とは、「自分の中で善と悪を統合」しなくてはいけないのです。
統合しなくてはいけないと書くと難しいと思うので簡単に説明しますが、
探しているナニカを発掘するには「自分の心に自分で求めなくてはいけない」というだけの事です。
ゆえに「自分の外には求める“ナニカは存在していない”」ということなのです。
人は自分と自分の対話が成立してそして初めて自分を信頼し、自分への誓いをたてる事が出来るもので。
自分探しとは自分が、今ここに居るわけですから、自分以外の世界へナニカを探しても見つからないものです。
自分らしく。とても簡単でとても難しい事だと感じます。
また、こうした複雑な心の中や見えないナニカを理解するためには
学生時代に培ったあるいは大人になってからだとしても「勉強での、思考回路が」ある程度無いと本当の意味で理解はできないものだと、そんな事も思います。
そのうち機会があれば、自分探しの事について記事を上げたいと思います。
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