昨夜、だんなさんの友人であるKさんにPCのプログラミングの事で、ちょっとだけ教えてもらった。
Kさんは男性で住居は福島からずっと離れた場所なの。彼は今現在、プログラミングとは全く異なる職業を仕事としている。そんな彼は、大分以前にプログラムに関わる仕事をしていたそうだ。その当時の友人同士が彼とだんなさんなのだ。
私はKさんと会ったのは一度だけ。それでも電話やメール、その他の彼との接点により、彼の情の深さが私達家族が生きていく上で様々な部分から伝わってくるような人。つまりは、私はKさんが大好きなのだということ。勿論、人間としても男としても大好き。ただし、いっておくけど恋愛対象という意味ではない――。
久しぶりにKさんと話す切っ掛けになったのは、今回の地震で安否を気遣うKさんからの1本の電話だった。電話に出たのはだんなさんなのだけど、私は前々からプログラムのことでどうしても気になっていた点がいくつかあった。わからないことを自分なりに調べておおまかな絵図は掴んではいたのだけれど、やっぱり、肝心な部分がわからないというのは致命的。結局はわかっていないという結果を延々と繰り返していた。私は、そのことを日々だんなさんへぶつぶつといっていた。しかもKさんに直接聞きたいとも話していた。じゃぁ、電話をすればよいじゃない? となるのだけれど、そうはいかない。なんせなんて聞いたらよいのかがわからないのだ…。
その事実の全てを把握していただんなさんは、kさんがくれた電話口で伝えてくれた。
そして、とうとう夜にKさんと話す時がきた。私が主に聞きたいことをわからないなりに、知りたいことが何かということを伝えた。それにたいしKさんはレベルを上げたり下げたりして、質問の答えを説明してくれたの。
でね、私、Kさんに聞いてみたの。
「○○のプログラムを覚えたいのだけど、何を勉強すれば良いの? 」
その問いにKさんは答えてくれた。
「わからないことがあった時に調べていくんだよ。何かを勉強するとかじゃなく、その都度、調べるんだ」
その答えを聞いて、私は思いっきりツボに入った。だって、普段から私が自分以外の人間に言っていることだもの……。
例えば――、
霊感があるけどどこで何を勉強したら良いの?
という質問に対し、普段の私はKさんが私に言った言葉と全く同じことを、答えとしてだすのだ。
つまりさ、何があっても揺るぎない。或いは潰せない。そういう技術は、わからない部分をわからないままにせず、調べる。しかし、答えを導くには長い月日を要するようなものがあったとしても、一気に理解しようとするのではなく、今現在の自分が理解しうるだけのことを学びあげる。
ようは、ここまでの状態を「今の実力」というんだよね。今の実力とはさ、仮に分野が違っても、或いは思想的なことだったとしても、答えは同じでしょ。これが今の私の実力であり、私自身です。ということだよね。
何を知りたいのか――? その知りたい事が何なのかを突き止めること。
知りたい事がわかったら、気がついた時に気がついた分野から(多方面から)調べていく。その調べる姿勢とは、結果を早く知る事ではなく、知りたい事へ辿り着くまでにどうしてそうなっているのかを理解していく。
この理解していく状態は最終的に答えだけを導いても正しくないということだよね。正しい答えをだすためには、知りたい事が、どうなっているからこうなるのだ。という一連の工程が大切だということ。だってこの工程の積み重ねが努力であり、技術になる。
昨夜は人間の知恵をKさんから頂きました。
きっと、Kさんはこのブログは見ないような気がする…。だってKさんはとってもおおらか。そのおおらかさはとてもデリケートな一面から発せられている素直な思いが、おおらかになっているような人。
だとしても、真心の贈り物をしてくれたKさんにとても感謝しています。
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