白月光
鏡の中の住人|心理|呪術・霊感・福島の母 占い軒龍卑【白月光】

呪術・霊感・福島の母 占い軒龍卑【白月光】

あなたは本当の自分で生きてますか?

鏡の中の住人

無意識の世界という表現をすると、文章が硬くなる気がする。うん、今から書こうと考えていることがうまく伝わらなくなる。そんな気がするから、無意識の世界という言葉じゃなく、心の鏡と表現しよう。ま、ちなみに、方向を変えれば脳機能と認知といったお話もできてしまうような、そんな内容。
何はともあれ、読んでみてください。

心の鏡、それは心理学の影とかシャドーとかそういった小面倒臭いことを言いたいわけじゃない。

あの人は、俺をばかにする。
あの人は、俺を見下す。
とても冷たい目をしたアイツの目つき。
ずっと、ずっと、子供の頃から耐え抜いた母の目。
どうしたら、あんな仕打ちができるのか。
どんなに好きでいたいと思っても、冷血な母には届かぬ、俺の気持ち。

相手が母じゃなくとも、こんな風に、かなしく切ない思いを経験したことはないだろうか。
冷血な態度に打ちのめされ、自分の心が萎縮していく。大人になり、変わりたいなら自分で変えるしかないと、そう決心して変わろうとする。
だけれども、人間の心は、いとも簡単に決心を鈍らせ、やる気を奪うのだ。

なぜだ。自分が甘いからか…。ならば、その精神が崩れないように強化する必要がある。
そう思い、知識に貪りつく。
けれども、心の芯から欲した知識ではないから、頭の肥やしになり果てた。
つまり、知識は心と連動せず、単独の知識として活かされたのだ。
本当の知とは心と知識が連動するものだと思うのだ。

人は、苦悩する。しかし、その苦悩とは何者なのだろう。

我が心が生み出すものではないのだろうか…。

仮に母が冷血だったとしても、例えようの無い仕打ちをしたとしても、それは自分の心がそう思い込んだだけではないのだろうか。いいや、そんなことはない。そう思ったとしても、完璧に見解は正しいのだと言えるのだろうか。
こういう状態を「思い込み」。うん。そうとも言う。
でもね、自分の心の姿を母に映しているだけとか? そんなことは無いかな。
心で育てた、心の歪んだ自分が、世の中を歪めて見ていない……?

自分が小学校だった頃。その当時に戻れたとする。で、戻ったとして、今の自分を見る。

がっかりさせんなよ……。

って、子供の時の自分が、今の自分を見て、かなしむかもしれない。

そして、子供の自分は、こうも言うかもしれない。今の俺は、できるか、できないか、なんて考えちゃいない。ただ、できないから頑張ってサッカーのドリブルをやっているんだ。それなのに、今のお前はなんだ。こんなに一生懸命にやってきた俺を見捨てるのか。
と、言うかもしれない……。

心を何かに囚われる。囚われすぎると他が何も見えなくなる。小さなものまで、巨大な壁として捉えているのかもしれない。それらは、我が心が生み出す意識。この意識とは、自分の思い込みだったりもする。
故に、この自分は、鏡の世界に住み着いてしまう。意識の世界は現実と混合し、自分の視野の終りには鏡で仕切りを作る。

醜くなった心は自分なのに、アイツが醜いと、鏡を眺めながら言う。
それらの感覚は虚像。作られたイメージだったりもする。
だからこそ、大人になった自分が、ガキのころの自分をかなしませちゃいけないのかもしれない。

人間が人間として生きていくことは難しいものだと思う。

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鏡の中の住人は、生まれたての自分。誰もが、そのままの姿で子供の頃を過ごしてきたはず。
ただ、今の自分と違うとしたら、子供の時は鏡を持っていないだけだと思うのだ。

だけれども、時としてこの自分は、自分の中で化けるのだ。けものという自分になる。このけものは鬼にもなる。嫉妬や憎悪、怒り。それらを誘発する状況が猛り狂った自己を生み出す。
静かに内向的にしていても、表現の手段が違うだけで、けものはけもの。鬼は鬼。

鏡を壁にしたまま、けものと成り、鬼と成る。周りの人間が醜くて仕方なくなる。人間に落胆する。
それもこれも、鏡の成せる業(わざ)なのだ。


それから、社会的な仮面をたくさん持ち、その仮面に執着すると、鏡を心の中に宿すようになる。
(仮面のお話の過去記事 子供の目は世の本当だ)

不必要なものは捨ててしまえばいい。たくさん抱え込んでしまうと、一番大切なものが何なのか分からなくなってしまうものだよ。
何よりも自分がかわそうだと、そう思うのだ。

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無題

お久しぶりですー
去年の今頃に福島のほうでお世話になったものです。なかなか自分を人と比べたり、人の視線をきにしない生き方をするというのはむずかしいですね。それは(自分を人と比べて、自分も劣らずがんばろう)(人の期待にこたえてそれを自信にして、励みにしていく)みたいな部分が、仕事でもなんでも人の向上欲の原点だったりするので。せめて大人になったら、バランスよく自分と関わっていく努力があえて必要かもしれませんね。思春期のころから無意識に人と比較して生きてきたわけですし。大人なんだからここら辺で自分を鏡に写して、一番輝やかせやすい自分の命の資質みたいなものをみつけだして
それを自信にして、人との比較などは囚われの兆候だと達観したものの考え方に成長するべきなのかもしれませんね。まあいざとなるとむきになったり怒りやいらいらに振り回されてしまうんですけどw 今はわかっていてもなかなかむずかしいもんです。そして今思い出すと福島の温泉なつかしいくて楽しかった~。一人旅だったのでとても静かで 平日の人の少ない吹雪のふく温泉街ですごく神秘的な旅をあじわえたり、夜には神秘的なはるかさんが来て、別次元の様なお話も聞かせていただいたので不思議でインパクトのある旅行であることには違いないとおもいます。ありがとうございました。長くなりましてすいません~
また書き込みさせてもらいします。失礼します

おひさしぶりでーすっ(。・▽・。)

洋司さん、コメントありがとうございます。

さて、洋司さんが言われるように、確かに他人の視線という感覚は厄介なものですよね。また、誰かの視線を意識して、その感覚を脱したとしても、別の意味で誰かの視線を意識するものでもあります。

その意識とは、恐れを抱き誰かを警戒するものではなく、あえて言うならば、仲良くするための意識でしょう。

たぶんですが、洋司さんの置かれている心境とは、「負けない」と、思う地点で既に負けている。という物事の考え方と似ているようにも思えます。これは嫌味とかじゃないですよ。ましてや反省しなさいという意味でもないです。ムキになった自分も、泣いている自分も、笑い転げる大らかな自分も、その全てが自分なのです。それを隠そうとした瞬間に「負けちゃいけないという思い」が成り立ち、結局、前進する以前に、勝敗に拘ってしまうことになります。
勝ちとか、負けとか、それらは結果論だと思うんですよね。
また、力が漲る者が素晴らしい人間と言ってしまうのとも似ています。

そして、大人になるとは、「辛いことを我慢すること」ではなく、「辛い状況下で、“辛い”と思える気持ちを知ったうえで(認識)、“辛さ”を認める(認知)こと」なのでは無いのでしょうか。また、その状況でがんばる自分が傷ついたのなら、一緒に泣いてあげれば良いだけだと思うのです。その感覚は、心の中に居る戦友のような存在として在ったりもします。

命の輝きとは、生きて居ればこそ輝くもの。無心で何かに取り組んだ時こそ輝きが増すものだと感じています。結果として未完成だとしても、形がままならなかったとしても、今在る情熱を満足するまで注ぎ込めれば精神の充実はなされていくものだと、そう、信じています。

大切なことは、目標の達成では在りません。目標の達成とは、食事の完食のようなもの。食事は、不味いとか、おいしいねとか、気心の知れた誰かと言い合いながら食べている時が1番楽しいですよね。ちなみに、料理をしている最中も楽しいですよ。例え、不出来で不味いものが出来ても、一緒に食す仲間がいれば文句も冗談になってしまい、場が和みます。
人生もまたそれと同じなのではと思います。

ところで洋司さん。福島に来られた際は、いつでも連絡してください。また、笑いながら色んなお話をたくさんしましょう。私の中では洋司さんとの話をした時の事が色あせず輝いていますよ。コメントを読んで、とても懐かしく、気持ちがあったかくなりました。あの時は、お部屋で語り合って、どっちがメインなのか時間を忘れてお話をしましたよね。…思い出しながら、少しにやにやしてしまいましたよ。
福島は未だに雪が降り吹雪いたりもしています。吹雪きもまた幻想的で大好きですよ。しかし、窓から眺める状態という条件が付いてのお話です(笑)

洋司さん。洋司さんが思い切ってコメントに書いてくれた内容に、とても感謝しています。本当にありがとうございました。

  • 軒龍卑(haruka)
  • 2009/02/27(Fri.)

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プロフィール

HN:
軒龍卑(haruka)
年齢:
54
性別:
女性
誕生日:
1969/11/06
職業:
占い師&マクラメ工芸士(講師もします)
趣味:
占い・読書(ほぼ仕事の本)・ガーデニング・その他諸々
軒龍卑の近況:
福島県福島市笹谷在住
現在は福島市笹谷にある、店舗【卯羅那石(うらないし)】にて鑑定をしています。店舗では占いの他にマクラメアクセサリー(ワークショップもあり)・柔道整復師によるリラクゼーション・インド刺繍リボン(業者卸有り)・天然石(業者卸有り)・雑貨などを取り扱っています。

なにげ修行は一生だという考えの持ち主です。
形の無いたったひとつの本当へ意識と脳が融合した状態で辿りつくことを数ある修行の中でも最低のラインと考え実践しています。

それから近年の変化ですが、霊界との関係性に変化があり、有効な知識を蓄え血肉にするため日々鍛錬しています。

私生活では極力霊界の事情を持ち込まないように、仮に持ち込んだ場合は速やか且つ敏速に対応しています。

それから私はかなりの方向音痴です。
なので出張へ行くと数回に1度の割で逆方向へ移動することが…。
しかも霊視中にも方向音痴が炸裂するので、東西南北ではなく時計表示&前後左右で方角を説明します。

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