年明けにある人から相談を受けた。
その人の話を聴くと表面上や言葉上では
まあ、世の中そんなものだよねという反応が大多数になるだろうという内容だった。
簡単な内容だけど
自分と仲良しのAは、「○に行こう」と誘っておいて、○に到着する以前に「本当は△に行きたかったんだよね」という頭脳派の人間なのだけど。本人からしたら、嵌められた。という意味に取れてしまう。
つまり、例えるなら…
なんだ、そんなことで。
というような話しですよね。
でもね
やはり、そこはどうしても霊感が作動するポイントとでもいうべきなのか。
日々の生活の中で、霊感を出していなくても分かってしまう出来事というのが恐ろしく多かったりする。
話を巻き戻すと、本人はAに嵌められたというよりは、Aがただ単に頭が良かっただけ。
だから、頭脳派だということをいきなりいわなかったとしても、言葉を換えて伝えればアドバイスにもなるだろうし、問題の解決以前に理解してしまえば事は収まるもの。
だけれども、その節々に付属した感情を読んでしまうのが、霊感。
結局、Aが取った行動とは、心と思考が噛んでないという事実が原動力になっていた(要は、心のない行動は、こういった場合、出来事の全体ではなく、A側だけから考えれば結果的には“嵌めたことに”なる。ちなみに、Aが自分自身の愚かさに気が付き、本気で変えようと思えば心と思考が噛む可能性はあります)。
その見えない何かを本人は無意識に感じ取り、言葉にできない得体の知れないものを「起きた出来事」として話してくれた。そして、見えない何かに打ちのめされ傷ついてしまったのだ(Aの感覚は、本人には無い感覚。だからこそ傷ついた。つまり、自分と違う生き物だということを理解していなかった)。
傷ついているだろうから、尚更、言ってあげた。
人には、それぞれの容量が在るのだと。
でもその容量は上とか下とかじゃなくて、地球にたくさんの国が在るように、精神世界がキミとAとでは異なっているのだと。
Aは、その行為が自分では最高点のものだと信じているだろうし、自分の頭脳に自信も持っている。
けれども、自分とAが入れ換わるとして、自分なら心と思考が繋がっているよね?!
ただ、その時に悪意なのか善意なのかは別として。それでも繋がっているはずだと。
そう本人にいったの。
要は、それ以上、その世界から出れない人もいるんだということを伝えたのです。
たとえ、どんなにその世界で努力したとしても、人には自分の生きている世界というのがあって、
その世界から抜け出れたように思える瞬間があったとしても、精神の生まれた世界からは脱出することは不可能。
ありえるとしたら
その生まれた国の中で、権力や地位や名誉を得て、富を築いていくというだけのこと。
また、精神力をその国の基盤の中で築くことも可能です。基盤は換わることはないけど、基盤に付随する良質の部品は努力により稼動します。
(精神世界の国というのは、生まれた時点で定まる“魂の位置の”ことです)
そんな話を年明け早々にしました。
まあ、相談してきたのは二十歳にも満たない人ですけどね。ちゃんと理解してくれました。
人それぞれの世界。その世界との貿易が人間関係という頭の回転(表面)であり、貿易を維持していく秘訣は、心という温度在る軸なのだと思います。
[4回]