仕事上ちょっと調べなくてはいけないことがあり、仕事柄魔術系に絡む様々な出来事とかあるだろうしいつか使うよね?という気持ちで購入し早10年ほど眠ったままにしておいたまさに占いの王道でもある魔術の本(←全6巻で販売されている本)を読んだのですが、時代を経てもやっぱり基本は同じことを言っているんだな~と思いましたね。
まあ、魔術結社に入団するつもりも魔術師になるつもりも無いので全てを読むというよりは必要な一部分を拾い読みしました。
そこで…これは調べていた事とは異なる内容ですけど個人的に気になる部分なのでちょっと紹介しようと思いますが、著作権の問題等もあるので私の言葉に変換したものを書いてみます。
以下は魔術により人の感情を操作する場合についてのお話しです。
熟練していない者が感情を操る魔術を行なった場合、魔術の対象者(術を掛けられた人)の感情はコントロール不能になるということと以前よりも悪化した状態になるということが書かれていました。
このあたりの言葉を訳すとたぶんこんな意味だと思うのですが、術をかけたまではいいのだけれどその後は術師が制御できるエリアから離れてしまう。つまり掛けっぱなしの無責任状態になり今よりも更に悪くなるんだよということですね。
しかもその文章には続きがあり、現代の言葉に直すとおそらくですがアマチュアの魔術師やヒーラーがこの無責任状態を作り上げていることが多いですよということが書いてありました。
その部分を読んで思ったのは、うちに駆け込むお客さんの中には前よりもいっそう最悪の状態やこじれた状態になってきたりすることがあります。
これって仮に除霊などでも同じことが言えるんですが、除霊してください→いいですよ!的な会話のノリで除霊に挑み、挑んだはいいけれどさっぱり状態が良くならない。なので他の霊能者へ行ってみる。だがまだ症状は良くならない、なんてことを繰り返した挙句に私のところへ辿りつくということがあります。
除霊ってすればいいモノばかりじゃないんですよ?
たとえば上記の話しでどこかの霊能者が除霊をしたとします。
その結果、悪化しました。あるいは現実的に体のどこかがおかしくなりました。
という事例はいくらでもあります。
もっと優しい言い方をするとこんな具合です。
手術をしなきゃいけない状態だったので医者に手術をしてもらったけれど、手術後に下半身不随になりました。それは下半身不随になるリスクがあった手術だったのではなく医者の選び方の問題で、医者の選択を間違えなければ手術は不必要でしかもその医者からしたら手術をするというのは理解不能な話しだったという感じのことと同じです。
まあ、折角なんで関連した話しをしますが、過去のケースで上記の話しとは立場が異なった実例もあります。
お客さんから除霊を依頼されたとしても除霊可能かどうか(実力と言うよりも取っていいかどうかの意味)を判断することがあるんですが、その際、毎回ではないのですがケースによっては日数を頂き(←除霊をするにしてもしないにしてもより良い状態にするための期間)下準備をすることがあります。
その期間にお客さんの方で心変わりをしてしまい余所で取って(除霊して)しまう。
それが取っていいモノなら構わないのですが、その前に取れるはずがないんですよ。
この場合、私が下準備をしている期間内に「余所に依頼→除霊」となるわけですよね?
下準備も無くそんな簡単にできる除霊なら、私は即日除霊しますよ?
まあ、そんな感じで下準備中にどこかへ行った挙句にダメだったからお願いしますとか言われても、それは出禁扱いになるので今後受け付けるつもりはないですけどね。社会的にルール違反されたわけだし当然です。
さて魔術の本の抜粋から除霊までの話しをしましたが、感情のコントロール(魔術)にせよ除霊(霊感)にせよ基本は繋がっていますね。更にいうならこの世の法則と霊的世界の法則も基本は同じだし見事なまでに繋がっています。
また今回読んだ本にも書いてありましたけど、魔術とは人格が無ければ使えない、と。それは当たり前のことだというのと同時に霊能者の人格ができて無いと呪術は使えないということとも意味が繋がっています。
人格を磨くことって簡単ではないですよね。いついかなる時でも磨いているという意志と意識を持っていなくてはいけないわけだし。
簡単じゃないけどそれでも続けていけるのだとしたらこうありたいという気持ちですかね。
[5回]